Symfonyに挑戦07「設定ファイル - 環境」
第5章 - symfonyを設定するの、5.3. 環境を見てみる。
ここでの環境とはサーバ環境ではなくて、プロジェクトの環境。エラー情報の表示・非表示やデータベースの保存先などを切り替え、プログラムの動作確認を効率的に行うための環境だ。
Symfonyでは本番環境、テスト環境、開発環境がデフォルトで作成され、それ以外にも好きなだけカスタムの環境を追加することができるようだ。
それぞれの環境の特徴
- 本番環境(prod)
ブラウザで実際に公開したときの動作を確認できる。プログラムのエラーが記録される。キャッシュ機能が有効。パフォーマンスを最適化。
表示方法:http://myson.local/〜 - テスト環境(test)
ブラウザでは表示できず、コマンドラインから動作をテストする。プログラムの警告とエラーが記録される。キャッシュ機能が有効。テスト用のデータベースを使える。
表示方法:コマンドラインでアクセス - 開発環境(dev)
プログラムの警告とエラーが記録される。キャッシュ機能が無効。テスト用のデータベースを使える。デバッグが有効。
表示方法:http://myson.local/frontend_dev.php/〜
それぞれの環境の設定方法
環境毎にエラー表示やログの記録、デバッグの有効化無効化などが設定できる。
設定ファイル:/myson/apps/frontend/config/settings.yml
# 本番環境の設定 prod: ... # 開発環境の設定 dev: ... # テスト環境の設定 test: ... # カスタム環境の設定 myenv: ... # すべての環境のための設定 all: ...